第8分科会

地域の大切な会社とその関係者を守る
M&A支援への挑戦

全青司 企業支援推進委員会

開催趣旨・目的

全国の司法書士の皆さんは、主に商業登記手続でそれぞれの地域の「会社」と関わっていると思います。それらの「会社」が事業を継続することができているのは、それぞれが独自の商品・サービスをもって地域の顧客に愛され、必要とされているからでしょう。また、雇用を通じて従業員やその家族の生活の基盤となっており、取引先や協力企業等にとっても欠かせない存在であるはずです。
そんな地域にとって大切な「会社」ですが、その多くが存続の危機にあります。帝国データバンクの調査によると、2021年の全国の後継者不在率は61.5%であり、親族等に会社を継ぐ予定の人がいないなど、後継者難を理由とする廃業も多く予想されます。地域の会社が廃業してしまえば、顧客、従業員、取引先等多くの関係者に影響が及びます。
第三者への承継方法としてM&Aによる承継が近年注目されており、これは、地域の大切な会社を後継者不在を理由とした廃業から守る選択肢として大変重要な意義があります。ただ、現状支援者の数に限りがあり、特に中小規模の会社においては、充分な支援の手が行き届いていないがためにこの選択肢を充分に活用できていないように感じています。
この点、我々司法書士は会社法や契約に関する知識を有しており、中小企業におけるМ&A支援の役割を担うことができると考えています。我々が勇気をもってこの分野に取り組むことは、地域の大切な会社やその関係者を守ることにつながるとても重要なことです。一方で、この分野は積極的に取り組んでいる司法書士が少なく、受任を躊躇してしまうという方もいらっしゃるでしょう。よって、参加者の皆さんが勇気をもって挑戦しやすくなるように、本研修ではケーススタディを通してM&Aに関するイメージをもってもらいつつ、ポイントごとに必要な知識を解説していく予定です。また、実務知識だけでなく、M&A支援を含めた、より広義の中小企業支援の在り方を考える研修としたいと考えています。

研修内容

1.ケーススタディに基づいたストーリー形式で、M&Aの流れや必要な契約、司法書士の支援を参加者が検討・イメージできるものとする。
2.ストーリーの各所でM&A手続や契約に関する詳細な解説を行う。
3.司法書士の中小企業への継続的な支援の在り方について考えるものとする。

※当日の内容については、準備の都合上やむを得ず一定の変更を行う場合があります。予めご容赦下さい。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

  • URLをコピーしました!