第11分科会

任意後見・死後事務の可能性と実践
~医療介護福祉×司法書士、地域連携・他職種連携への第一歩~

一般社団法人 おひとりさまリーガルサポート

開催趣旨・目的

近年、生涯未婚率・離婚率の高まりや、年々進行する少子化により、生涯独身であったり、配偶者と離婚・死別したり、兄妹はいるが皆高齢といった、いわゆる「おひとりさま」の高齢者が増えています。これら「おひとりさま」の増加は、周囲のサポートが不十分であることから、判断力低下による契約上の不利益や財産逸失、孤独死、相続トラブルによる資産凍結、空き家問題等、様々な社会問題の増加に繋がりかねません。
「おひとりさま」をめぐる問題は、医療介護福祉、財産管理、死後の手続、相続や遺産承継など多岐に渡りますが、そのいずれにも法律問題が関わってきます。にもかかわらず、多くの方は、差し迫った問題に直面した時点でようやく専門家に繋がったり、あるいは、最後まで繋がることができなかったりというのが現状です。
私たち司法書士の業務においても、判断力低下後の法定後見や相続発生後の手続き等、お困りごとが発生してからの相談対応が多いのではないでしょうか。死後、あるいは判断能力が低下してからでは、とり得る手段も選択肢も限られてしまいます。私自身、色々な相談を受けるなかで、もう少し早く相談に来てもらっていれば…と思う案件を数多くみてきました。
しかしながら、これは相談者側だけの問題ではなく、私たち司法書士などの専門家側の広報力とコンサルティングスキルの不足が一因でもあると思います。予防法務の一環である任意後見や死後事務といった業務に取り組むためには、専門家自らが、もっと積極的に相談者自身や周囲の方にその必要性を伝え、行動を起してもらう必要があります。差し迫った問題に直面する前に、早い段階で本人やその支援者達と出会い、対策を講じておくというのは、社会問題解決の一助になるサービスとして、今後ますます求められていくと考えています。
そこで、「おひとりさま」をめぐる問題を、各法律の専門家との連携によってワンストップで早期発見・早期解決できるチーム作りを目指し、当法人を設立しました。各士業の強みを活かし、医療介護福祉・教育、その他の様々な職種との連携を深めながら、社会インフラの一つとしてのリーガルサービスを提供しています。その中で、私たち司法書士が、他職種の方々から「どのように見られ、何を期待されているのか」を改めて見つめ直す必要性を感じています。
分科会では、これまでの当法人における相談事例や取組を報告します。また、医療・福祉関係者とのディスカッションを通して、今後の課題や展望をみいだし、地域から本当に求められる司法書士となるため、一緒に学び、考えてみませんか。

研修内容

第1部 基調講演

「任意後見・死後事務の可能性と実践」
講  師:
 安藤 紀子  一般社団法人 おひとりさまリーガルサポート 代表理事(司法書士)

第2部 パネルディスカッション

「ACPと法律の仕組みの接点、法律専門職との関わり方について」
パネリスト:
 稲岡 雄太氏 医療法人 おひさま会おひさまクリニック 院長
 松原 章哲氏 播磨町地域包括支援センター 社会福祉士
 福村 雄一  一般社団法人 おひとりさまリーガルサポート 理事(司法書士)
コーディネーター:
 青葉 洋明  一般社団法人 おひとりさまリーガルサポート 理事(司法書士)

第3部 グループディスカッション

地域包括の現場で見た事例について、グループワークによる事例検討

※研修内容は変更される可能性がありますので、ご了承ください。

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