ご挨拶

第50回 全青司 ひょうご全国研修会 開催にあたり

全国青年司法書士協議会
会 長 内田 雅之
(うちだ まさゆき)

今回で50回目を迎える全青司全国研修会は、兵庫県青年司法書士会の主管により、兵庫県姫路市において開催されます。

今回のテーマは、「ふみ出す一歩」です。
全青司は、1970(昭和45)年2月1日に創立し、52年を迎えました。全青司設立の背景には、「司法書士廃止論」や「補正通達」等をきっかけとした専門職業人としての制度への危機感があったといわれています。
そして、全青司のこの52年の歴史は、市民に求められる司法書士であるための制度的基盤の確立、原野商法や多重債務等の被害救済活動、貸金業規制法等の法改正運動への取組みなど、「市民の権利擁護」と「法制度の発展」、そして「社会正義の実現」のための活動に邁進してきた歴史に他なりません。

翻って、昨今の司法書士を取り巻く環境と司法書士自身の現状はどうでしょうか? 登記件数の減少や大規模事務所による業務の寡占化、デジタル技術の発展による司法書士業務への影響など社会の変化への漠然とした不安を感じている若手の司法書士は少なくないかもしれません。一方で、司法書士の訴訟事件への関与率の低下などいわゆる裁判業務離れの傾向や、人権問題や社会問題に取り組む司法書士がそれほど増えていないという現実が存在することも否定できません。

ひょうご全国研修会では、実行委員会の皆様がこれらの現実を前に、司法書士が市民から必要とされる存在であり続けるためにはどうあるべきかという視点から、何度も何度も議論を重ね、結果、チャレンジすること、すなわち、「ふみ出す一歩」が必要であること、をその道標の一つとして提案いたします。「ふみ出す」ことの意義やふみ出す「一歩」の大きさは人それぞれ違うと思います。しかし、この研修会をきっかけに一歩踏み出したいと感じていただけることは間違いありません。分科会においても、単位青年会や全青司の委員会がこれまでの活動や研究の過程で培った知識と経験、そして最先端の情報を提供いたしますので、ご期待ください。

今回の全国研修会は、田原航実行委員長をはじめ実行委員会の皆様の「姫路」の地に全国からお越しいただきたいという熱い想いから、ハイブリッドではなく、2019年のいわて全国研修会以来の集合型の研修会として開催いたします。万全の感染症対策を施し、全国の会員の皆様のご参加をお待ちしていますので、2022年9月10日㈯、11日㈰は、ぜひ姫路にお越し下さい。全国の会員の皆様と姫路の地でお目にかかれることを心から楽しみにしております。


第50回 全青司 ひょうご全国研修会
実行委員長 田原 航
(たはら わたる)

全国青年司法書士協議会第50回ひょうご全国研修実行委員会委員長の田原航と申します。

ひょうご全国研修のテーマは、「ふみ出す一歩」です。この「ふみ出す一歩」の着想は、とあるデータがきっかけでした。
その内容は、とある簡易裁判所の訴訟事件司法書士関与率に関するものでした。

「司法書士関与率:33.8%(平成23年)→3.0%(令和2年)」

「司法書士は定型的な業務の割合が極めて高い。市民のニーズがあっても、未経験の業務や苦手な分野の業務は、敬遠する傾向が強いのではないだろうか。」
そんな想いを抱かせるデータでした。

AI技術の発達に従って、社会にある仕事の大多数はAIに取って代わられると言われています。例に漏れず、司法書士業務についても、少なからずAI業務が代替可能となることでしょう。定型業務であれば尚の事、です。
市民から必要とされ続けるためにはどうすればよいのか、本全国研修会では今後の司法書士の在り方を示したいと考えております。

テーマ「ふみ出す一歩」には、「勇気をもって新しいことにチャレンジする」という想いが込められています。市民のため、私たち司法書士になにができるのか、何をするべきなのか、是非一緒に考えましょう。
実行委員会一同、本研修会が皆様にとっての「ふみ出す一歩」となるよう、全力で取り組んで参ります。どうぞ皆様、9月10日㈯は兵庫の地にお越しください!!


兵庫県青年司法書士会
会 長 松井 修一
(まつい しゅういち)

皆様こんにちは。兵庫県青年司法書士会会長の松井修一です。兵庫県青年司法書士会が主管する「全青司ひょうご全国研修会」は9月10日㈯・11日㈰に開催されます。

ひょうご全国研修実行委員会では、新型コロナウィルス感染拡大により兵庫会も含めた全国各地の青年会活動が著しく制限される中、人と人が直接交流する重要性を再認識し、これまで開催されてきた通常形式の全国研修会にこだわり準備活動をしてきました。

そして、主管会を引き受けてからこれまでどのような研修会をすれば皆様に役立つ全国研修会になるのか、司法書士の未来を切り開くための研修会にするにはどうすればいいのか熱く議論をしてきました。

今回の兵庫全国研修会のテーマは「ふみ出す一歩」です。我々若手司法書士はこれまで取り組むことに躊躇してきた業務についても研鑽を積むと同時に、社会の矛盾に目を向け市民の権利擁護に寄与する活動に「ふみ出す」ことが求められております。そのような趣旨に合致するように様々なニーズにこたえられる研修会をご用意しました。全国の各地の皆様がご参加いただくことをお待ちしております。