研修内容

全体会 第1部 基調講演

講 師  青木 志帆

講師プロフィール
大阪府出身。弁護士・社会福祉士。平成21年兵庫県弁護士会登録、法律事務所勤務を経て、平成27年明石市役所に入庁。
障害者施策、ひきこもり支援、社会福祉協議会などの部署を経て、現在はあかし保健所法務相談支援担当課長。日弁連高齢者・障害者権利支援センター幹事。同人権擁護委員会障がいのある人に対する差別を禁止する法律に関する特別部会委員。
著書:相談支援の処「法」箋─福祉と法の連携でひらく10のケース─

実行委員会による紹介文

本研修会の「ふみ出す一歩」には、「勇気をもって新しいことにチャレンジする」という想いが込められています。
何の為にふみ出すのか。その答えは勿論、「市民のため」です。

今回基調講演を引き受けていただいた青木志帆先生は、弁護士・社会福祉士という資格を持っておられ、現在は明石市役所で勤務されています。
司法試験合格より遡ること少し前、とあるご経験から青木先生は司法試験への道をふみ出されました。
司法試験合格後、福祉サービスの制度的保障から漏れた、制度の谷間に落ち込んでいる人のため、市役所を相手とする福祉サービスに関する行政事件を多く担当されてきました。
その後、ご自身が公的組織に入ることで、当事者に裁判の負担をかけずにより多くの人権を救済できると考え、明石市役所に入庁され、障害者差別解消条例や欠格条項排除条例の制定に関わるとともに、相談支援の現場でも尽力されています。
常に市民に寄り添い、ご自身にできることを模索し、実行に移すその姿は、まさしく私たち実行委員会が目指す「ふみ出す一歩」そのものです。
青木先生が、現状に何を感じて一歩み出されたのか、その結果得られた価値観を共有し、市民のための「ふみ出す一歩」を共に考えていくことができればと思います。


全体会 第2部 実行委員会発表

発表者 ひょうご全国研修実行委員会

第2部では、ひょうご全国研修会実行委員会が、これまで行ってきた取材・調査・分析の結果を発表します。

同じ司法書士であっても、活躍するフィールドはそれぞれ異なります。
そのような中、市民のため、特に一歩ふみ出す活動をされた全国各地の司法書士を取材します。

同じ資格をもつ全国各地の仲間が、「司法書士」という資格のもと、どのような一歩をふみ出したのか、ふみ出したきっかけや、ふみ出さなければならない理由、また、ふみ出した結果得られたものを調査・研究し、発表したいと考えております。

ひょうご全国研修会の全体会では、第1部で「ふみ出すことの大切さ」、第2部では「司法書士として、ふみ出す一歩」を提示させていただきます。本全体会を通じて、参加される皆様にとって、一歩ふみ出すきっかけとなれば幸いです。


分科会

各分科会の詳細は、タイトルをクリックするとご覧になれます。

第1分科会一歩ふみ出して考えよう! これからの司法書士の財産管理業務のあり方
~遺産承継業務を中心に~
担当:全青司 司法・司法書士制度等研究対策委員会
第2分科会わたしたちの憲法を考える
担当:全青司 憲法委員会
第3分科会生活に迫る闇に光を照らす!
~定型的な債務整理から一歩ふみ出す司法書士のカタチ~
担当:全青司 生活再建支援推進委員会
第4分科会18歳成年時代にふみ出す一歩
~教材セット『消費生活の基礎をマスターしよう!』を手がかりとして~
担当:司法書士法教育ネットワーク
第5分科会渉外相続登記入門
担当:兵庫県青年司法書士会 渉外相続登記研究会
第6分科会北方領土問題と不動産登記制度
~一歩ふみ出すためにあらためて不動産登記制度を考える~
担当:兵庫県青年司法書士会
第7分科会親子法制 エピソードⅢ 親子法制の民法改正とふみ出す一歩
担当:全青司 民法・不動産登記等研究委員会
第8分科会地域の大切な会社とその関係者を守るM&A支援への挑戦
担当:全青司 企業支援推進委員会
第9分科会『ぷろぼの』のはじめかた、つづけかた
担当:全青司 人権擁護委員会
第10分科会司法書士後見業務日誌
~成年後見業務への挑戦のために-未来の司法書士像へふみ出す一歩~
担当:兵庫県青年司法書士会
第11分科会任意後見・死後事務の可能性と実践
~医療介護福祉×司法書士、地域連携・多職種連携への第一歩~
担当:一般社団法人おひとりさまリーガルサポート
第12分科会断らない相談支援のための【聴く】トレーニング集中版
~180分一本勝負!~
担当:司法書士による対話促進ネットワークhoahoa