全国青年司法書士協議会（以下「全青司」という）は、1970年2月1日に創設され、2020年に創立50周年を迎えました。
現行の制度や法の枠組みでは解決することが困難な社会問題や、法や制度の壁に閉ざされ人目に触れずに顧みられない人々に対して、私たち司法書士はどのようなことを提供することができるのか、参加する全国の司法書士とともに考える研修会を開催してきました。
平成から令和に時代が移り、変化の波はより激しくなってきています。大きな変化のもと、市民が抱える問題はより多様化していくことでしょう。

私たち司法書士が、市民から必要とされる存在であるためには、今後新たに生じる多様な問題を見据え、知見を深めながら成長していかなければなりません。
ひょうご全国研修会のテーマは、｢ふみ出す一歩｣です。社会の変化に対応するためには、自分自身も変化することが必要です。変化するためにはまずはチャレンジすること、即ち、｢ふみ出す一歩｣が重要です。今後、司法書士が市民のためにあるため、本研修会が皆様にとって｢ふみ出す一歩｣の起点となれば幸いです。